TBIで染めだしをしていますか?
こんにちは。
AYANOです。
今回はTBIについてお話しさせて頂きます。
みなさんはブラッシング指導や、メインテナンス時に、
「染めだし」をされていますか?
染めだしは、
染色液が飛んで、患者さんの服や、スピットン周りが汚れないか不安。
患者さんが歯を赤く染めるのに抵抗がありそう。
など、マイナス点も浮かびますよね。
でも、
絶対に染色をした方がよいです。
1.絶対に染色すべき理由
染めだした方が、患者さん自信、みがけていない部分がわかりやすいので、
指導がしやすいことはもちろん、
それ以上に、染めださないと、
私たち術者がプラークを見落としている!!
のです。
きっちりと、プラークコントロールができていない。
バイオフィルムを破壊できていない。
こんな状態でPMTCして、メインテナンスをしていても、
歯をカリエスや、ぺリオから守れていないのです。
なんとなくきれいにしている。
そんな施術になっている方は要注意です。
歯周ポケット3mm以下なら、
まだ顕著に悪く出ませんが、中等度以上の歯周病の方は、
メインテナンスに来ているのに、進行している・・・。
という状況になりかねません。
今一度、
医院に染色液があるのなら、使っていきましょう!
2.PCRのスコアをつけること
染めだししたら、PCR値をつけましょう。
患者さんが前回と比較して、セルフケアが上達しているか?
毎回汚れているところ、リスク部位はどこか?
が把握しやすく、
また、長期的な管理をしていけます。
日本歯周病学会は、基準値をPCR10%以下を示していますが、
私が勤務する歯科医院では、PCR15%以下を基準にしています。
その数値を目標に、患者さんも歯科衛生士も改善の努力をします。
基準値があることで、その方のセルフケアが上手くいっているかを把握でき、
また、メンテナンス期間の目安にもなります。
3.おすすめの染色液
・2TONE
古いプラーク(紫)と、新しいプラーク(ピンク)の2色に染まります。
患者さん自身が、古いプラークをどれくらいの力でこすると、とれるかを、
実感しやすいです。
指導後も、色を落としやすい染色液です。
比較的、スピットンが汚れにくく、おすすめです。
値段は約2700円と、少し高めなので、使いすぎに注意しましょう。
.子ども用の染色液
イチゴ、グレープ、リンゴの味があります。
子どもは味のあるものだと、選ぶ楽しみがあります。
以上、参考にしてみてくださいね。