TBI 歯ブラシは何をそろえればいいの?

ブラッシング指導がうまくいかない…。

TBIで口腔内の変化を感じない…。

 

もし、こんな悩みがあれば、一度、

歯科医院の歯ブラシを見直してみましょう。

 

 

ブラッシング指導は、担当する歯科衛生士の好みで変わります。

歯科衛生士によって指導法が異なっても、

歯肉の炎症や状態がよくなれば、

OKです。

 

私自身、医院全員で、同じ歯みがき指導を統一する…

というのは、おすすめしません。

歯科衛生士個人の、“考えて行動する力”を伸ばし、

成長することを常に考えるからです。

 

 

 

とはいえ、歯科衛生士全員の意見を取り入れて、

歯ブラシの種類が多すぎ、在庫をかかえるのは大変ですし、

ある程度の種類の歯ブラシを医院でそろえるのに、

最低限厳選する必要があります。

 

 

そこで、

絶対にこれだけは置いてほしい!!

という大人のメインで使う、

普通の大きさの歯ブラシをお伝えします。

 

 

1.ラウンド毛フラットな歯ブラシ
 健康な歯肉の方

 

一般的に健康な方に適する歯ブラシです。

歯肉に炎症のある方が使っても、痛みはなく、

誰でも使える歯ブラシです。

短所としては、隣接面や、隅角部のプラークがとりづらく、

ワンタフトブラシの併用がおすすめです。

 

歯科で販売されている歯ブラシでは、

・タフト (オーラルケア)

・ミント歯ブラシα・β 

 

 

 

2.テーパー毛の歯ブラシ  
歯肉炎・歯周病の方

歯肉の炎症、歯肉の出血がある方におすすめです。

深い歯周ポケットには、バス法で使ったり、

スクラッビング法で、歯間部の清掃もできる優れもの。

 

短所としては、

メーカーで毛の硬さが様々あり、

やわらかすぎると歯面清掃には物足りず、

かたすぎると歯肉を傷をつけたり、痛みに感じます。

 

歯科で販売されている歯ブラシでは

・システマ42・44(ライオン)

・システマゲンキ

 

 

 

3.その他個人的に

おすすめの歯ブラシ

 

私が個人的に好きなのは、2段植毛の歯ブラシです

「長い毛が歯間にとどき、短い毛はフラットな歯面清掃ができる」

優れもの‼

この2段植毛にも、テーパー毛、ラウンド毛など、種類が豊富です。

 

歯科で販売されているもの

・ルシェロ(GC)

・モアクリーン(ウィルデント)

 

自分の好みの歯ブラシが医院にない場合でも、

特性を知ることで、どんな歯ブラシでも使いこなせます!

そして、歯ブラシは指導するDH、患者さんの状態によって、

その都度変わるものだと説明しましょう。

 

そして、あなただけのアドバイスの引き出しを

たくさん持ちましょう。

 

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