メインテナンスに来てもらうには?

こんにちは。AYANOです。

 

メインテナンスがもともと定着していない患者さんに、

カリエス治療が終わり、

「次回から定期メインテナンスにお越しくださいね。」

と言っても、

そのまま来院が途絶える…。

 

 

そんな経験ありませんか?

 

 

 

どうすればメインテナンスに通ってくれるのか?

ダウンロード (4)

メインテナンスが定着していなければ、

歯科衛生士として、大きな問題です。

 

 

 

どのようにアナウンスしているか?

 

まずは、現状の見直しで、

いつ … When

誰が … Who

どのタイミングで … What is the timing

どのように …  How

説明していますか?

 

 

 

目次

<When>

大切なのは初診時から、

メインテナンスの重要性をお話しするのが一番です。

ダウンロード (3)

ここでは、短く、簡単にお話しします。

「定期健診、メインテナンス」

といった言葉を知っているか?

通ったことがあるか?

 

をお話しします。

 

 

<Who>

初診時にお話しをするとなると、

初診カウンセリング時になると思いますが、

この時にトリートメントコーディネーターが話すのか?

歯科衛生士が話すのか?

歯科助手や、受付が話すのか?

または歯科医師が話すのか?

 

おすすめは歯科衛生士から話すことです。

話した歯科衛生士が、その後も、担当するということが大切です。

 

歯科衛生士が話すメリットは、

初診時から患者教育ができる

患者との信頼関係が早く築きやすい

その方の問題点や、特徴、考え方などを知れる

ことが大きいです。

 

デメリットは

歯科衛生士が、

初診カウンセリングや、説明に時間をとられる

ことです。

 

プレイヤーとして、働くことをもとめられ、

院長にとって、歯科衛生士が話す時間は、

1円もお金を生み出していない…と考えるDrもいます。

 

 

一方で、歯科衛生士でなく、

トリートメントコーディネーターや、歯科助手が、

初診カウンセリングを担当し、説明する医院も多いでしょう。

 

その場合も同じく、

節目の説明の度に、同じ方が担当してお話しするのがよいです。

 

 

<What is the timing >

どのタイミングで?

初診時から少しずつ、情報をお伝えするのが望ましいですが、

初診時に話さない方がいい場合があります。

 

 

それは、

患者の痛みが強いとき

 

 

ダウンロード (5)

 

こちらのお話しが聞ける感じではないとき

は、数回の来院を重ね、

痛みが落ち着いて、話せる状態になってから、

メインテナンスについて説明しましょう。

 

 

<How>

どのように説明するかは、人によって様々です。

また、対応する患者さんによって、

説明に使う媒体を変えたり、

話す順や、言葉を変えて説明できるように準備しておきましょう。

 

 

私の場合は、

 

・メインテナンスを受けたことがあるか?

・歯科衛生士が関わるSCや、PMTCを受けたことがあるか?

・歯周ポケット検査を受けたことがあるか?

・歯周病を知っているか?

・歯科の来院歴はどのようなものか?

 

様々な情報を得てから、

その方に合わせた話し方をします。

 

カリエス治療でしか、歯科に通ったことがない、中高年の方と、

歯科が子どものとき以来で、大人になって初めて来院した20歳の方では、

 

やはり歯科に対しての印象や、知識も違うので、

同じことを説明するにしても、話し方や、話す順が違います。

 

 

 

いかがでしたか?

ご自身の勤める歯科医院では、どのようにお話しされていますか?

 

 

 

私が歯科衛生士になりたての頃は、

医院で初診カウンセリングというシステムもなく、

始めに担当はなく、

Drがカリエス治療を全て終えた日に、

ちょっと呼ばれて、

「次回から衛生士さんが定期健診するので、3ヶ月後にきてください。」

と、名前もなく、紹介される程度でした。

(紹介もなく、Drが説明して終わりのときも多かったです。)

 

 

患者さんがその医院に通っていたのは、

歯科医師の先生がよかったからで、

私と通院中に接点もなく、

もちろん信頼関係など、築けるはずがありません。

 

 

「歯科衛生士」

という言葉も知らない方が、

「先生に来てと言われたから。」

と、何とか初回のメインテナンスに来られてから、

ようやく歯科衛生士の出番になり、

歯周病や、むし歯の予防のお話しをしていく…。

 

 

やはり、それではメインテナンスの定着は、

とても大変です。

 

 

今では、メインテナンスが当たり前の医院が増え、

定着していると思いますが、

まだまだ、これからの医院さん。

今日のお話しを参考に、実践してみてくださいね。

 

予防歯科をつくるには、

歯科衛生士の力が絶対必要ですよ!

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