基礎編TCH 5つのポイント

朝、起きたら
 
・体がだるい
 
・頭痛がする
 
・肩や首のこりがひどい
 
・朝の歯みがき時や、冷たい水がしみる
 
 
 
 
 
 
こんな症状ありませんか?
 
もしかしたら、
 
TCH(Tooth Contacting Habit)
 
かもしれません!
 
 
 
 
 
 
簡単にいうと、無意識のうちに
くいしばり・歯ぎしり・噛みしめ
 
などのブラキシズムをしている‼️
 
この無意識にギリギリする力は、
なんと!!
 
重さにして約100kg〜200kg
歯に負荷をかけているのです!
 
 
 
 
その結果、しみる症状が出たり、
顔の筋肉(咬筋や側頭筋など)が緊張し、
顔が大きくなったり、皮膚が硬くなります。
 
 
 
最悪、歯にヒビがはいったり、
歯が割れる場合もあります。
 
 
 
症状の改善、予防の方法は、
①意識して、歯を離すこと
 
②ナイトガード
を入れることをおすすめしています。
 
 
 
 
 

 

1.TCHとは?

 

上下歯列接触癖(Tooth Contacting Habit)以下TCH

無意識のうちに上下の歯を接触させている時間が長くなることで、

ひどい方では、歯の痛みや違和感を感じます。

 

2.症状

・歯がしみる

・顎関節の違和感がある

・肩や首のこりがある

・頭痛がある

・体がだるい   

などの症状としてあらわれます。むし歯でないのに歯がしみる。

知覚過敏にも似たような症状です。

 

 

歯科衛生士のみなさんは、患者さんに、
 
「寝ている間にくいしばっていますか?
     歯ぎしりしていませんか?」
 
 
 
と聞いても、
 
「していません。」
 
と答えられることが多いでしょう。
 
 
患者さんで、くいしばりを自覚される方は
少なく、臨床判断としては次のことをチェックしてみましょう。

 

3.臨床的判断

TCHを患者自身が把握されていない場合も多く、

TCHに関連するアンケート項目に答えていただくのもよいです。

その他、歯科衛生士が視診でTCHの可能性がある方を見極めましょう。

・頬粘膜に咬線がある

・頬粘膜、皮膚がかたく分厚い

・骨隆起がある

・超音波スケーリング時に歯がしみる

・Hys症状がある

・歯の動揺がある

・歯にひび(クラック)が入っている

このような症状がないかも観察しましょう。

 

 

 

 

4.TCH確認ポイント

 

①しみる、肩こり、頭痛などの自覚症状があるか?

 (起床時?起きている時?)

②口腔内を見て、TCHにつながる特徴的なものはないか?

 

③パソコンや、筋トレ、スポーツなど、くいしばりが起きやすい

日常の生活行動を確認する。

 

 

5.TCH改善策

 

①まずは、質問からご自身のくいしばりを自覚してもらうこと。

自覚されたら、どんなときにかみしめ、くいしばりをしているのか、

確認する。

くいしばり、噛みしめに気づいたら、歯を離すこと。

 

②口腔周囲筋の緊張をとる。

マッサージやお顔のストレッチです。

 

③ナイトガード

夜就寝時にマウスピースを使用する。

 

ナイトガードについて、さらに詳しく上級編で書きます。

(歯科衛生士さんの反響が大きかったところ)

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