マグネット式とピエゾ式の違い
こんにちは。
歯科衛生士の前池 綾乃です。
超音波スケーラーの知識。
今回はマグネット式とピエゾ式について、
お話しします。
1.マグネット式、ピエゾ式の特徴
マグネット式
•1957年デンツプライ社が開発
•商品名…キャビトロン
•チップの動き…楕円、円
チップの全面を使用できる。
ピエゾ式
•1979年サテレック社が開発
•商品名…P-max、
バリオス、エナック、ピエゾン
など、数社から出ている。
•チップの動き…線
チップの側面のみ使用可能。
(チップの形状によって、少し使い方が異なる)
操作性で言うと、
どちらも効果は高いのですが、
マグネット式の方がチップのどの面でも
使えるため、簡単とされています。
ピエゾ式の方が上級者向けとのこと。
ハンドスケーラーが上手な方は、
超音波スケーラーも上手に使いこなせます。
私はP-maxが好きですが、
キャビトロンも使いやすかったです。
2.使用時の注意点
マグネット式は歯面に90°で当てないこと❗️
ピエゾ式は歯面に45°で当てないこと❗️
この角度で使用すると、
根面にダメージを与えてしまいます。
両方ともに、使う角度は
0〜15°で操作すること
が大切です。
ご自身のお使いの超音波は、
マグネット式?
ピエゾ式?
お使いの超音波スケーラーの特徴を活かして、
患者さんを治療して下さいね。