考えていますか?キャリアシフトについて
「キャリアシフト」考えていますか?
歯科衛生士として何歳まで働きますか?
以前ブランクのあるママDHのアンケート結果にも載せましたが、
多くの方が続けられるなら、できるだけ長く働きたいという結果でした。
しかし、女性はライフイベントによって働き方が変わりやすく、
結婚、出産、育児、介護、
仕事以外に抱える問題が増えてくるかもしれません。
正社員からパートタイム勤務になったという方も多いでしょう。
・20歳~30歳 常勤でバリバリ仕事をする
・30歳~40歳 子育てなどで短時間のパート勤務が多い
・40歳~50歳 子どもの教育費のため、勤務時間を少し増やす
・50歳~60歳 親の介護の問題が出てくる
60歳が定年だとしたら、イメージはこんな感じの働き方でしょうか?
20歳~30歳がフルタイム正社員で働くとしても、
その後30年はどうでしょうか・・・?
案外仕事だけに集中し、お給料もたくさんもらえるのは、
働ける40年のうち、10年(4分の1)だけかもしれません。
短く感じませんか?
年齢が高くなるにつれ、収入も減り、実際には
キャリアダウンする歯科衛生士の方が多いのです。
もし、ずっと常勤で働き続けれたとしても、
20歳代と40歳以降では、体力が違います。
何でもテキパキ動けていた。
何でもできていたことが、できなくなったりします。
目の衰えを感じる方も増えるでしょう。
今でこそ、歯科医院で働く歯科衛生士の年齢が高くなったように感じますが、
私が歯科助手で働きはじめた、17年前は、
歯科医院に20歳前半の若いスタッフしかいないという印象でした。
60歳まで働ける歯科衛生士になったとしても、
一般の診療所で毎日バリバリ働いている姿は少し想像しづらいです。
私は10年先まで考えています。
年齢が高くなるにつれ、好きなこと、興味のある分野、
得意な分野で働きたいと思っています。
例えば実際に今、子育てをしているので、
お母さんたちに共感したり、育児の負担を軽くできないか?
もっとらくにムシ歯予防ができないか?
歯列不正が起こらないようにできないか?
そんなことを考え、伝えたいと思うわけです。
しかし13年後、私が50歳になる頃までに、介護や訪問を視野に入れ、
高齢者歯科の知識が必要にせまられているでしょう。
臨床でバリバリ患者さんを担当できないかもしれないし、
高齢者歯科や、介護の現場で対応する方には、
年配の歯科衛生士さんの方が安心されるかもしれません。
自分の年齢とともに、歯科で求められる立ち位置が変わると感じています。
もちろん。得意分野1本だと、
決めて突き進むこともよいですが、なかなか専門性のある
講師業でないと、難しく感じます。
キャリアシフトと共に、ご自身の今の得意分野にプラスα肉付けしていく
イメージで、年齢に合った歯科衛生士の仕事を考えていけば、
生涯歯科衛生士として、長く働ける幅が広がると思います。
みなさんも、一度、ご自身の働き方、ライフステージを考えてみるのも、
生涯歯科衛生士として働く備えになりますよ!