牛乳はムシ歯になる?ならない?

こんにちは。

歯科衛生士の前池 綾乃です。

 

日本ヘルスケア歯科学会では、

CRASPというカリエスリスクアセスメントフォームができ、

患者のカリエスリスクを探る指標になっています。

 

 

 

 

 

その中で、

 

就寝前の歯磨きをした後に、飲食(糖分のある)する習
慣の人はう蝕になりやすい。
水、お茶、牛乳は問題ない。

 

という内容が入っており、

私は牛乳もムシ歯になると考えていたので、

これは不適切な表現だと感じていました。

 

 

私が「牛乳がカリエスの原因になる」

と考えていた理由は、ミルクでカリエスになる子がいること。

 

また、友人の子供で0歳児の時から、

お菓子やジュースはもちろん、果物も嫌いで食べないという、

とてもカリエスリスクが低そうなお子さんがいるのですが、

3歳のときに歯科検診で脱灰している歯が見つかったのです。

 

ブラッシング時にフッ素入り歯磨剤を使っていないことも、

脱灰する一つの原因になったと思いますが、

そのお子さんの食生活をみると、

牛乳をお茶がわりに飲んでいて、ダラダラ飲み、

食事の時も牛乳を飲み、1日で1リットル飲むほどの牛乳好きでした。

 

 

甘いものを食べない、

糖の摂取頻度は少ない中での脱灰なので、

牛乳のダラダラ飲みが原因だと考えていました。

 

 

牛乳の乳糖はミュータンス菌のエサにはならないが、

普段から牛乳をよく飲む人は、牛乳でカリエスになる可能性があり、

普段糖分を取らない人のミュータンス菌でも、

ミュータンスがエサとする糖がないため、

牛乳の糖分をエサにしてしまうという説が一理あるようです。

 

 

実際のところ、

「牛乳はムシ歯になる?ならない?」

 

の答えは。

 

http://www.qlifepro.com/news/20190531/bifidobacterium-also-cause-tooth-decay.html

東北大学が発表した興味深い内容です。

 

 

虫歯の誘発に口腔内のビフィズス菌も関与しており、

ミュータンス菌とは異なる機序がある。

 

ということが、

「牛乳はカリエスの原因になる」

ということを証明しています。

 

ビフィドバクテリウム菌は、

重度の小児患う蝕者から多く検出されている

 

ビフィドバクテリウム菌(乳酸菌)は、

乳酸でなく、酢酸で歯を脱灰させるということが、

とても新しい発見であります。

 

 

このような観点からも、

カリエス予防で、牛乳のダラダラ飲みは気をつける必要があると、

感じています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です