新卒歯科衛生士育成①プロービング

こんにちは。
歯科衛生士人財育成コーチの前池綾乃です。

今回は新卒育成の

プロービング方法をお伝えします。
 
 
プロービングの練習は、
顎模型でウォーキングプローブを
10分で行う。
クリアできたら5分で行う。
ということを実践してみましょう。

顎模型で時間がかからず早くできていても、

実際の患者さんではもっと時間がかかります。
 
 
 
プロービングを練習していて、
圧がかかりすぎないように、
力がかかるとカチッと音がなる、
プラスチックプローブを使用することも良いですが、
練習では金属プローブを使うことをお勧めしています。

実際の患者さんにプロービングを行うときは、
痛みを与えそうで恐ければ、
プラスチックプローブを使っても良いです。
 
 
 
私はプラスチックプローブより、
金属プローブの方が、
ポケットの中に挿入しやすいです。
 
 
インプラントや、
小児のプロービングでは
プラスチックプローブを
使用しますが、
プラスチックプローブは軽いので、
初心者の方が縁下に入れるときに、
慎重になりすぎて圧が余計にかかる
と感じることがありました。
 
 
 
 
また顎模型で
プラスチックプローブを使うと、
歯肉に引っかかる感じがあり、
実際の口腔内より
操作がスムーズに行かないのです。
 
 
 
患者さんにプラスチックプローブを
使っても構いませんが、
練習は金属プローブで行うことを
おすすめします。
 
 
 
 
プロービングに時間がかかるのに、
6点法で行うの⁉︎
と驚かれたかもしれませんが、
私が指導するプロービング法は
6点法で出血部位も6点で
検査していただきます。
 
 
新卒指導は
他の先輩から1点法でいいのに、
6点なんて余計に時間がかかるじゃない…。
 
 
と思われている中でも、
6点で行なってもらいます。
 
 
ここは新卒の基礎から
ちゃんと行っていただきたいのです。
 
 
 
 
メンテナンスのアポイントが60分の医院では、
なおさら6点法で行なっても
十分に時間がとれます。
 
 
歯科衛生士の歯周治療のスキルは、
プロービングにかかっています。
 
 
 
他院の患者さんの口腔内も
たくさん見てきたので
言えることですが、
 
 
例え今は歯周病を改善できなくても、
検査だけきっちり取ってもらえれば、
改善するアドバイスができます。
 
 
また、
現在と過去のデータを比較でき、
そのデータから担当した
歯科衛生士さんの力量が測れます。
 
 
 
私がいる間だけでも、
6点法で検査していただきたい…。
その重要性は後から必ず
理解できる日がやってきます。
 
 
新卒から、
このポイントをきっちり行うことで、
3年後、早ければ1年後に差が出てきます。
 
 
 
歯周組織検査は6点法ですか?
 
 
歯周治療のスキルを上げたいと
お考えであれば、
まずプロービングを6点法で
行なってみてくださいね!
 
 
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